• "丸ごと大相撲"
  • "丸ごと大相撲"

活躍するモンゴル人力士 増えた理由

モンゴル力士が強い

古い歴史がある日本の相撲ですが、最近は外国人力士が増えてきています。以前はハワイなどから来る人が多かったのですが、この頃はモンゴル人力士が活躍しています。なぜモンゴル人力士が増えたのかというと、ひとつは世界情勢の変化があります。以前のモンゴルはソ連などと同じ東側の国でしたが、冷戦が終わりそのような形が弱くなりました。冷戦時は海外に行くのが難しかったモンゴルの人も、今は気楽に別の国に行けるようになっています。その影響で日本に来るモンゴル人が増えてきて、大相撲でたくさんのモンゴル人が活躍するようになったのです。日本の相撲部屋もモンゴルには興味を持っていて、新人をスカウトするために行く親方もいるようです。

大相撲ではモンゴル人力士が活躍していますが、それには理由が存在しています。元々モンゴルでは相撲がよく行われていて、大きな大会も開かれています。日本とは相撲のスタイルに違いがありますが、長い歴史がモンゴル相撲にもあります。海外から相撲取りになるために来る人は、最初は基本的な所から学ばなければいけません。それに比べるとモンゴル出身の力士は、自国で学んだ経験を活かしやすいところがあります。相撲文化があるモンゴルの力士は、高い実力を持った人物も少なくありません。モンゴルの大会で優勝した方などが日本に来るため、非常にレベルの高い力士が大相撲を行います。また日本国内で相撲の文化が廃れてきて、競技に参加する方が減ったのも影響しています。強い日本人力士が減った所にモンゴルの強い力士が加わったので、大相撲でモンゴル人力士が活躍するようになりました。

ケガが多いだけで致命的な力士

ケガは大敵

力士はハードな組手をする中でケガを負ってしまいがちです。特に膝の故障は力士には付き物で、ケガで現役を続行できなくなることもあります。しかし、より切実なのはケガを押してでも出場を続けなければならないというプレッシャーに駆られてしまうことです。2003年までは公傷制度がありましたが、廃止されてからは安易にケガで休めなくなってしまいました。公傷制度はケガで中長期的に出場できない状況が続いてしまっても、地位は低下しないというものでした。ケガをした体を癒す期間を確保できていたので致命的なケガを負ってしまうことは少なかったのですが、公傷制度の廃止後は再起不能なところまで体を壊してしまう力士が増えてしまったのです。

膝に限らず足首や腰なども壊してしまう力士は大勢います。基本的には過労や打撃などによってケガが発生してしまうケースが多く、痛みが和らいできたとしても負荷をかけると再発してしまうリスクが高くなっています。完治せずに稽古を続けたり、組手をしたりするのは大きな負担になり、徐々に現役として出場できない体になっていってしまうのです。再発を繰り返しているとパフォーマンスも上がらず、勝てることも少なくなってしまいがちです。ケガが多いということを考慮して、公傷制度を復活させるのが力士のプロとしての生命を永らえさせるには重要でしょう。ケガは完治させて万全の状態で出場できるようにする体制を整えることが大切なのです。